女性にとって、ムダ毛は大敵ですよね。
露出の多い夏場は、ムダ毛を気にする機会が増えます。
「自分で処理せずにツルツルな肌になりたい・・・」と、脱毛をはじめようと試みる方も多いでしょう。
しかし、「脱毛」といっても、2種類あるのをご存知ですか?
脱毛には一般的に「エステ脱毛」と「医療脱毛」に分かれます。
そこで今回は、エステ脱毛と医療脱毛について詳しく解説! 一体どちらがムダ毛に効果的なのかを、比較していきましょう!
目次
エステ脱毛と医療脱毛の効果とは?
「エステ脱毛」と「医療脱毛」の効果は、共通して【永久脱毛】ができることです。
永久脱毛の簡単な仕組みは、光やレーザーをムダ毛の毛根に照射し、ムダ毛を生えにくくさせる施術を行います。
しかし、永久脱毛と聞くと、永久的にムダ毛が生えてこなくなるんでしょ? と思いますよね。
ですが、実はそうではありません。本当の【永久脱毛】の定義は「最後に脱毛の施術をうけてから、再生率が20%以下のこと」を指しています。
つまり、エステ脱毛か医療脱毛を最後にうけた後に、まったくムダ毛が生えてこなくなるわけではなく、少ながらず生えてくる可能性があるということです。
永久脱毛は、永久にムダ毛が生えてこないと思いがちですが、実際の永久脱毛の定義は違うのです。
エステ脱毛・医療脱毛で「永久脱毛」ができるメカニズム
エステ脱毛と医療脱毛の違い
そもそも、永久脱毛がどのようなメカニズムで、ムダ毛を生えにくくさせているかご存知ですか?
永久脱毛とは、「光やレーザーをムダ毛の毛根に照射し、ムダ毛を生えにくくさせる施術を行います」とお伝えしました。
ですが、エステ脱毛と医療脱毛では、永久脱毛の方法が異なります。
エステ脱毛で使う永久脱毛の機械は、主に「光脱毛」と呼ばれています。
医療脱毛で使う永久脱毛の機械は「レーザー脱毛」です。
両者は共通して、光を使った永久脱毛ができます。永久脱毛の原理は同じなのですが、大きな違いは照射パワーの違いです。
光脱毛とレーザー脱毛の詳しいメカニズム
光脱毛と医療脱毛が、どのようにして永久脱毛をするのか。詳しい仕組みを知っていきましょう。
まず、除毛したムダ毛の毛根に、光またはレーザーを照射します。
光脱毛とレーザー脱毛は、ムダ毛の毛根にある「メラニン色素」に反応する仕組みがあります。
光とレーザーを照射すると、両者がメラニン色素に反応し、毛根を熱で破壊。破壊された毛根は、成長しにくくなってくるのです。
しかし、ムダ毛は生えている毛がすべてではありません。実は、皮膚の下に、これから成長しようと埋もれている毛もあります。
生えている毛を永久脱毛しても、生えにくくなるわけではないのです。
光脱毛やレーザー脱毛は、ムダ毛が表面に出てくる時でないと、効果を得られないので、ほかのムダ毛が成長するまで待たなくてはいけません。
なぜ、ムダ毛が成長するまで待たなくてはいけないのでしょうか?
それは、毛根と関係しています。
ムダ毛には一連のサイクルがあり、【休止期→成長期→退行期】の大きく分けて3つのサイクルを循環しています。
この一連のサイクルを「毛周期」とよびます。
毛周期の中で、光・レーザーを照射して効果を得られるのは、ムダ毛が「成長期」のとき。
毛根がしっかりと根付いているのは、成長期だけだからです。
ここで、光やレーザーを照射すれば、ムダ毛の奥深くまで破壊することができます。
つまり、ムダ毛の成長期に脱毛を行う理由は、光・レーザーの効果をより高めて、早く永久脱毛を完了させるためなのです。
また、部位によって毛周期はことなります。
また、回数を重ねるごとに、ムダ毛が成長期になるまでの期間が変わってきます。永久脱毛を行ったら、ムダ毛の成長期を待つために、おおよそ2〜4ヶ月は期間を空ける必要があるでしょう。
エステ脱毛について詳しく知ろう!
エステサロンで取り扱っている永久脱毛の種類は「光脱毛」です。
名前の通り、光を利用して、脱毛を行います。強力な光を使い、ムダ毛に直接照射して、毛根を破壊してムダ毛を生えにくくさせる方法です。
光脱毛といってもさまざまな種類があり、エステサロンによって取り扱う光脱毛が異なります。
主に、フラッシュ脱毛、IPL(インテンス・パルス・ライト)脱毛、プラズマ脱毛、コスモライト脱毛の4種類が主流です。また、光脱毛は一度に広い面積を照射できるので、照射時間が短くて済む利点もあります。
エステ脱毛の施術回数・期間・痛みについて
エステ脱毛の施術回数 | 12〜24回(個人差あり) |
エステ脱毛の期間 | 1〜2年 |
エステ脱毛の痛み | 痛みは少ない |
エステ脱毛の施術回数・期間・痛みについては、一般的に上記の通りだと言われています。
施術回数が多く、ムダ毛が薄くなってくるまで期間を必要としますが、痛みが少ない面もあります。
エステ脱毛のメリット
- 医療脱毛に比べて痛みが少ないので、痛みの弱い人でも受けられる
- 刺激が少ないので敏感肌やアトピー肌でも施術可能
- レーザー脱毛に比べて費用が安い
- エステサロンによっては、お得なキャンペーンがあることもある
エステ脱毛は、肌の弱い方や、痛みに弱い方には適した脱毛方法と言えます。
エステ脱毛のデメリット
- 脱毛期間が長い
- 施術回数が多い
- 早く効果を得たい人には不向き
- 肌トラブルが起きた時に対処できない
エステサロンは医療期間ではないので、肌トラブルがあったときに薬の処方などはありません。
また、資格のない方でも施術できるので、技術面で個人差が出る可能性もあります。
医療脱毛について詳しく知ろう!
医療脱毛で行っている脱毛の種類は「レーザー脱毛」です。
レーザーとは、増幅した光を照射させて、毛根を破壊します。
レーザーは黒い色素(メラニン)のみに反応する性質をもっているので、周囲の皮膚にダメージを与えることなく、ムダ毛のみに照射ができます。
しかし、日焼けをして肌にメラニン色素を持った人、生まれつき色黒な体質の方は、レーザー脱毛の機種や場合に
よってはできないこともあります。
医療脱毛の施術回数・期間・痛みについて
医療脱毛の施術回数 | 5〜10回 |
医療脱毛の期間 | 1年〜1年半 |
医療脱毛の痛み | 痛みをともなう |
医療脱毛の施術回数・期間・痛みは以上のとおりです。
エステ脱毛と比較すると、施術回数と期間はともに少なめ。しかし、レーザー脱毛は照射パワーが強いので、施術の際に痛みをともないます。
早く永久脱毛を完了させたい人には適していますが、痛みの弱い方は施術が苦痛になることもあります。
医療脱毛のメリット
- エステ脱毛に比べて脱毛期間が短い
- 効果を早く出したい人には向いている
- 肌トラブルが合った時に、薬を処方してもらえる
- 医療資格を持った人が施術をしてくれるので安心できる
レーザー脱毛は医療行為に入るので、医療資格をもった看護師・医師しか施術ができません。
なので、技術面では保証されていると言って良いでしょう。
また、医療資格保持者が施術を行うので、肌トラブルがあったときには薬を処方してもらえる安心感があります。
医療脱毛のデメリット
- エステ脱毛に比べて痛みがともなう(輪ゴムで弾かれたような痛み)
- 照射パワーが強いので、肌トラブルが起きることもある
- エステ脱毛に比べて費用が高い
医療脱毛はエステ脱毛に比べて、痛みがともない、費用も高めです。また、照射パワーが強いので、脱毛後に炎症やヤケドを起こす可能性もあります。
エステ脱毛と医療脱毛のまとめ
エステ脱毛と医療脱毛を比較してみました。
それぞれ、特徴・メリット・デメリットが違います。
永久脱毛をするなら、どちらの脱毛方法が良いのか。
自分に適した脱毛方法を選んで、ムダ毛のない自信のある素肌を手に入れましょう!